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身近で危険な「肺炎」子どもは呼吸困難など重篤化も

image 「肺炎」はとても身近で、とても恐ろしい病気です。

かぜやインフルエンザなどから肺炎に移行することから頻度も高い一方、国内での死因で常に上位に位置しています。

死亡者数が多いのは高齢者と子ども

肺炎が原因での死亡者数の9割以上は高齢者です。

これは

  • 細菌やウイルスなどへの抵抗力が弱いこと
  • のどの筋肉が弱っており誤嚥を起こしやすいこと

などが原因としてあげられ、かぜやその他の病気で抵抗力が弱っている場合に肺炎にかかり最終的な死因となる場合が非常に多いためです。

逆に健康な体を持つ年齢層では肺炎による死亡者数は非常に少なくなっています。

そして高齢者の次に肺炎による死亡者数が多いのが、小さな子どもです。

抵抗力という点では高齢者よりも高い場合が多いのですが「のどの筋肉」が弱っている高齢者とは逆で未発達なことが大きな原因です。

「誤嚥性肺炎」は食べ物や飲み物が食道ではなく気管の方に入ってしまうことにより、食べ物や唾液中の細菌が肺に到達し感染してしまうことで起こります。

健康な成人とは違い、高齢者であれば「のみこむ力」や「吐き出す力」の衰えから、子どもであればそれらが未発達なことから誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。

そもそも肺炎とはどんな病気なのか、原因は

「肺の炎症」というその字の通り、通常のかぜなどでも起こる「のどの炎症」が肺にまで進んでしまう状態のことをさします。

原因は様々ですが

  • インフルエンザウイルス、アデノウイルスなどのウイルスによるもの(ウイルス性肺炎)
  • 肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌によるもの(細菌性肺炎)

の2つがメインです。

近年話題になったものとして「非定型肺炎」と呼ばれるものがあり

  • マイコプラズマ
  • クラミジア

などの原因で起こるものが分類されています。

ウイルス性肺炎

かぜやインフルエンザウイルスへの感染、つまり一般的なかぜの状態や「はしか」などの合併症として発生することが多い肺炎です。

かぜが悪化して肺炎になった、と捉えるのが分かりやすいでしょうか。

細菌性肺炎に比べると症状が軽い場合が多く、かぜからの移行という点で気管支炎などとの判断に迷う場合もあります。

いずれにせよX線撮影により炎症の位置が特定できるので、それによって肺炎か気管支炎かの診断がされます。

細菌性肺炎

肺炎の診断はX線によって確定されますが、原因がウイルス性か細菌性かは血液検査などによって診断されます。

その上で細菌性の場合は原因となっている細菌に対して抗生物質での原因療法が行われます。

かぜなどから移行するウイルス性と違い、原因となる細菌への感染を原因として急に発症する場合があります。

症状

基本的にはかぜのような症状ですが、40度近くの高熱が続くことが特徴です。

また、せきが激しく全身の体力を奪われるような状態になります。

これらの症状から食欲がなくなったり脱水症状を起こすことも。

ただし小さな子どもの場合呼吸機能や体温調節機能が未発達なことから症状があらわれにくいことがあり

「普通のかぜだと思っていたが長引くので病院に行ってみたら肺炎と診断された」

なんてことも多いようです。

我が家も以前長引くせきと微熱で病院を受診したところ肺炎と診断されそのまま入院となったことがありとても驚いたことがあります。

病院へ行く前も入院中も子ども本人は至って元気だったりするので要注意です。

治療

原因となる細菌や一部のウイルスに対しては原因療法として抗生物質や抗ウイルス剤が使われます。

またウイルス性の場合でも、肺が炎症を起こしていることや体力が落ちることから細菌性肺炎になることを防ぐため抗生物質が投与されることもあります。

成人で症状が軽く細菌性でない場合には薬の処方と通院での血液検査で治療を行う場合もありますが、小さな子どもの場合症状の悪化が短時間で起こりやすいため入院での治療が基本になります。