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「りんご病」は妊娠中のママと赤ちゃんに危険!予防や治療はどうすればいいのか

image 「りんご病」の呼び名で聞くことの多い「伝染性紅斑」という感染症があります。

ほっぺたが真っ赤になることからりんご病の名前で呼ばれています。

原因はウイルスへの感染

「ヒトパルボウイルスB19」への感染によって起こります。

一度感染することにより免疫を獲得し、その後は感染しないと言われています。

このことから、大人よりも子どもの方が感染しやすく子どもの病気と思われがちですが、大人にも感染することはあります。

また成人でも免疫の保有率は30%程度ではないかと言われており、感染したことが無い方は注意が必要でしょう。

症状

「りんご病」という呼び名がついた理由でもありますが、一番の特徴は両方の頬に赤く盛り上がるような発疹が出ることです。

この発疹は「かゆみ」を伴います。

頬全体が大きく盛り上がるようなイメージがあるかもしれませんが、小さな発疹が斑点状に発生します。

そしてそれがどんどん広がることによって広範囲が真っ赤になります。

頬の発疹が発生してから数日経つと頬だけでなく腕や足にも発疹が現れます。

基本的には発疹のみが主な症状であり、それ以外には

  • 微熱
  • せき
  • のどの痛み
  • 頭痛
  • 関節痛

などを訴える場合がありますが、多くはありません。

ただしこれらは子どもの場合であり、大人が感染した場合には重症化することがよくあります。

特に関節痛が1〜3週間程の長期間続くことがあり、逆にりんご病特有の発疹が子どもの場合に比べて発生しづらいことから、リウマチなどの他の病気と勘違いすることも多いようです。

妊娠中のママは要注意!!

大人のりんご病は比較的重症化しやすいのですが、その中でも「妊娠中のママ」が感染した場合は注意が必要です。

胎盤を通して胎児にウイルスが感染することがあり、その場合

  • 重い貧血
  • 心不全
  • 水ぶくれ

などの症状が胎児に現れます。

時期にもよりますが、妊娠初期の感染では流産につながることもあります

りんご病特有の発疹が出にくいことから、本人がりんご病に感染していると気づかないうちにお腹の中の赤ちゃんへと感染してしまっていたということも考えられます。

急な倦怠感や関節痛などを感じた場合には、病院を受診しましょう。

また、感染者と接触があったと気づいた場合にもその後の体調にじゅうぶん注意しましょう。

治療や予防法

まず予防に関してですが、現在りんご病に対するワクチンはありません

そのため決定的な予防法というのは存在しないのです。

妊娠中の方など、りんご病への感染を極力避けたい場合には

  • 手洗い、うがいなど基本的な感染予防を徹底する
  • 風邪気味だったり体調が悪い人との接触を避ける
  • 健康に気をつけ体力を高く保つ

といったことに注意するしかないようです。

特に大人からの感染の場合、感染元がりんご病と自覚していない場合も多いため、少しでも風邪っぽい人との接触などは極力避けるようにします。

また子どもからの感染の場合であっても、りんご病の特徴である「頬の赤らみ」が現れるよりも1週間ほど前が一番他者への伝染力が強い時期です。

風邪っぽい、微熱がある、といった子どもとの接触にも注意が必要になります。

次に治療ですが、りんご病に対する治療は基本的に対症療法(原因に対してではなく、症状の緩和や自然治癒の促進を目的とした治療)のみとなります

かゆみに対しての抗ヒスタミン薬の処方等がメインになります。

感染を防ぐには日頃からの注意が重要

原因に対して明確な治療や予防手段が無い一方、基本的には軽い症状で済むこと。

ただし大人の場合症状が悪化しやすく、妊娠中は胎児への影響があること。

これらのことから、感染歴が無い場合にはなるべく感染者との接触を避けるしかありません。

しかし「りんご病」と分かる頃にはすでに感染の危険は過ぎ去っていて、それ以前の接触時に感染の危険性が高いというなんとも厄介な感染症です。

日頃から感染にたいする基本的な予防として

  • 手洗い
  • うがい
  • マスクの着用

などに気を配るのとともに、職場や学校など人が集まるところで「りんご病」が流行していないか注意を払うこと。

感染の可能性が高いような場所には積極的に近づかないこと。

が重要になります。