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「はしか」はなぜ予防接種をするのか。

image 高い発熱と全身の発疹を特徴とする「はしか」という病気。

麻疹(ましん)ウイルスが原因であることから「麻疹」と呼ばれる場合もありますが、古代の日本では

「麻疹は命定め」 (麻疹にかかると命が助かるかどうか分からない、という意味)

と言われていたほどの病気です。

昔からよく知られている病気であり、予防接種も存在しています。

それでもいまだに恐れられるのはなぜなのでしょうか?

また予防接種の時期や、予防接種が必要かどうかについても見ていきましょう。https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/ghana_ghana/20190907/20190907220358.jpg

「私は子どもの頃はしかにかかったことあるから大丈夫」

なんて思った方、いないですか?

はしかの原因となるのは「麻疹ウイルス」

はしかが恐れられている理由のひとつが、この麻疹ウイルスのタチの悪さです。

非常に強い感染力と伝染力を持っており、インフルエンザの10倍とも言われるほどです。

この感染力、そして感染者から他の人への伝染力から

「大規模な流行が起こりやすい」という怖さがあります。

日本国内の感染報告は

人数
2014年 462人
2015年 35人
2016年 165人
2017年 189人
2018年 282人

となっています。

いかがでしょうか、思ったより少ないなという印象ではないかなと思います。

ところが覚えている方もいるかもしれませんが、2008年には11,013人という爆発的な流行によって世間を騒がせました。

感染力、伝染力が強いことから流行が始めるとそこから更にまた更にと一気に加速する危険性の高いウイルスなのです。

なぜ感染者数が少ない年が多いのか

そんな感染力、伝染力をもったウイルスが原因にしては、年間感染者数が1000万人をこえることもあるインフルエンザに比べて患者数が少ないのはなぜなのでしょうか。

これには理由があり

  • 一度感染すると抗体ができて感染しなくなること
  • 予防接種による抗体の獲得が有効であること

があげられます。

母子手帳で「はしか」の感染の有無を見たことがる方も多いのではないでしょうか。

これは「はしか」が一度かかってしまえばその後は感染しないからと言われてきたため、感染歴を記録していたのです。

また昔は「一度かかれば大丈夫」という考えのもと、有効な予防接種があるにもかかわらず自然感染にまかせるような時代もありました。

ですが近年は場合によっては死者が出るその症状の重篤さや、抗体を持たない人の間での爆発的な流行の危険性を懸念してワクチン摂取による予防が推奨されています。

このことからも、感染者数は減少傾向にあるといえます。

予防接種、または感染によりその後は絶対にかからない?

これは間違いといえます。

まず感染歴がある場合は大丈夫と言われてきていましたが、これは日常的に麻疹ウイルスとの接触があればこそです。

予防接種のおかげもあり感染者数が少なくなっている時期が長いと麻疹ウイルスとの接触機会が減り、抗体の持続も短くなると考えられます。

感染者数が少なくなってきた時代だからこその理由ですね。

そして予防接種を受けた場合ですが、これも抗体が100%獲得できるわけではありません。

  • 現在はMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)の2回摂取が主流となっているが、1回摂取が多かった時代もある
  • 予防接種の時期が早く、生後まだ抗体が残っている状態での摂取だった場合

など予防接種で抗体を獲得できない場合も存在します。

抗体があるかどうか調べることはできるのか?

「抗体検査」というものがあり、これによって麻疹ウイルスへの抗体があるかないかを調べることができます。

昔かかっったことがある方や予防摂取を受けた方でも

  • 海外への渡航予定がある
  • 出産を控えている
  • 家に小さな子どもがいる
  • 同居している人に免疫の弱い方や高齢の方がいる
  • 本人が高齢である

という場合には、自費にはなりますが抗体検査を受けてみるのもよいかもしれません。

基本的には一度抗体を獲得すればその後は大丈夫と言われてきましたが、環境の変化などからそれも絶対ではないようです。

不安な方、またもし感染して周りの人に感染させるわけにはいかないという方は病院で相談してみてはいかがでしょうか。