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「異所性蒙古斑」に関しての理解を!!「蒙古斑を虐待によるアザと勘違いされた」という話題

image 先日Twitterにてふと目にとまったのですが

「出かけ先で他人に蒙古斑をあざと勘違いされたうえに虐待ではないかと聞こえるように陰口を言われた」

という話題に非常に驚きました。

「虐待」に対して皆が向き合って他人事ではないと向き合っていくことは、児童虐待をなくすためにも必要なことであり、素晴らしいことです。

ですがこの話題の問題点はそこではなく

  • 「異所性蒙古斑」への理解のなさ
  • ものごとの一部だけを見て決めつけるおそろしさ
  • 虐待を防ぐためとは思えない言動

という点です。

読んでいて腹立たしくもあり悲しくもあったこの話題。

ただそう思うだけでなく少しでもという思いから、少し触れます。

そもそもの「蒙古斑」について考える

蒙古斑(もうこはん、英: Mongolian Spot、Mongolian Blue Spot)は、先天的に発生する幼児の、主に仙椎の部分の皮膚にでる薄青い灰色の母斑のこと。発疹の様に見える。通常3~5歳で消失する。通常、所々に現れるか、一つの大きなものが、腰椎、仙椎、臀部、脇腹、肩に現れる。頻度は低いが手足や顔に現れることもある。 出典:Wikipedia

蒙古斑とは何かといえば、こんな感じらしいです。

漢字ばかりでところどころ何言ってるかよく分からなくなりそうですが、一般的な認識としては

生まれつき赤ちゃんの腰やおしり周りにある青っぽいあざ

で間違いないと思います。

"蒙古"という名称がつけられていますが、これはモンゴルのことを指します。

最近では「蒙古タンメン」などのワードで、また古くからは「元寇」を指す「蒙古襲来」などのワードで用いられています。

ですがこの「蒙古」という言葉自体モンゴル側からすると使用が望ましくないようなので場合によっては注意が必要です。

少し話が逸れましたが、ではなぜ「蒙古斑」という名称がつけられているのかというと

人種によって発生の割合が違い、モンゴルや日本を含むアジア系ではかなりの割合である

ことからそのような名称がつけられています。

逆にヨーロッパ圏などでは全体の1割にも満たないことから、蒙古斑自体を知らない方も多いのだとか。

このため蒙古斑が原因で虐待の疑いをかけられる、といった冒頭での話題のようなケースが起こりやすいそうです。

また欧米諸国などは日本よりも社会全体が虐待に敏感であったり、厳罰が課せられたり、児童の保護や親権の剥奪など「子どもの権利を守る」という点にフォーカスした仕組みが作られていることからも「蒙古斑」による勘違いトラブルが発生しやすいのでしょう。

では日本ではどうなのか?

日本に生まれ日本で生活している方々の中で

「蒙古斑」なんて私は知らない

という方はいるでしょうか?

様々な事情が個人にはあるのでゼロとは言いませんが、「蒙古斑」というものの認知率はかなり高いと思います。

その日本で

「あれはアザだ。虐待だ」

と街でふと見ただけで決めつけ、

その子の親に聞こえるように陰口を言う。

これがなんと悲しいことでしょうか。

今回の話題で原因となったのは「異所性蒙古斑」という通常の蒙古斑とは少し違った部位に出るタイプの蒙古斑だったとしても、驚きを隠せません。

「異所性蒙古斑」に関してはコチラ(日本形成外科学会:異所性蒙古斑)をリンクさせて頂きます。

そしてこれが本当にその子どもに対する虐待を心配しての行いなのであれば、陰口を言うなどといったなんのためにもならないことをせず虐待の疑いとして対応すればよいのです。

「児童福祉法」の中に「児童虐待を受けたと思われる児童を発見した場合、通告しなければならない」といった内容があるように、仮に確証がなくても虐待を受けたと思われる場合は通告すればよいのです。

その後は、児童相談所などが対応をします。

これは「通告したはいいけれどもし虐待じゃなかったら、虐待じゃないと言い張ったら、証拠がなかったらどうしよう」という感情から子どもたちへの救いの手が差し伸べられないことを防ぐために、このようになっています。

今回のケースはご近所の人というわけでもないでしょうし、通報なんて難しいと言えばそれはそうかもしれません。

ではその結果が陰口でしょうか?

もし同じような体験をされたお父さんお母さんがいたら、こう伝えたいのです。

そんな人間は相手にする価値もないです。

言われて腹が立つ、悲しくなるのは非常によく理解できます。

ですが我が子への愛があれば何も思う必要はないので自信を持ってください。

そして、そういう言動をとる人間を相手にすることはあなたにとって非常に意味のないことです。

その時間を我が子のために、自分のために、家族のために使いましょう。

このような「虐待を心配して行動を起こすわけでもなく、ただ単に心無い言動」に、子育てを頑張っているママやパパがストレスを感じるというのは非常に悲しいことです。

個別に説明などが必要な状況であることがそもそもの問題です、もっと「異所性蒙古斑」の認知率が高まることを心から願います。

この国としても少子高齢化が問題と言っている中で、このような環境では少子高齢化が進んで当たり前です。

このようなブログの力程度では「異所性蒙古斑」に対する理解を広めることはできないかもしれませんが、国や企業レベルでこういった問題に対応していくべきだと思います。