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小さな子どもの「溺死」一番多い場所はプールや海ではないんです

image 溺死による死亡者数は年々と増加しています。

多い年では交通事故による死亡者数よりも多いって知っていましたか?

理由は一概には言えませんが、高齢者の増加も原因の一端であると言われています。

高齢者が溺死者数のかなりの割合を占める一方、乳幼児の溺死も深刻な問題です。

ほとんどの年齢で、子どもの「不慮の事故死」による死亡の詳細な原因として「溺死」が3位以内に入っているのです。

今回は家庭内での水の事故について見ていきたいと思います。

「溺死」とはどういう状況で起こるのか

言葉の通り「おぼれる」ということが主な原因です。

「おぼれる」と聞いてどんな状況を想像するでしょうか?

プールや海など全身が水に浸かるような水深のある場所で、体全体が水の中に沈んでいってしまうようなイメージが一番強いのではないかと思います。

しかし国内で起こる「溺死」のうち約半数は「浴槽内での溺死」です。

人は、口と鼻が水に浸かるだけの水位があれば死に至る可能性があるのです。

さきほど高齢者の溺死が多いと言いましたが、この「浴槽内での溺死」は小さな子どもにおいては最も多い状況となります。

体が小さいことから、非常に低い水位でも容易におぼれてしまうということを覚えておきましょう。

子どもの溺死が多い理由

体が小さく、ちょっとした水場でもおぼれてしまうことは大きな要因です。

ですがそれ以外にも理由があります。

  • 大人に比べて頭の重さの割合が大きいこと
  • 静かに溺れること

生まれたばかりの子どもほど、頭の比重というのは大きいものです。

これはつまり頭の方に重心があるということで、頭が一番重力の影響を受けます。

人が溺れるには「鼻と口」が水に浸かること。

鼻と口は当然ですがいずれも頭にあります。

その部分が一番重力の影響を受けやすく、また実際に水に浸かってしまった際にも体の比重が小さいため、自力での脱出が困難となります。

わたしたち大人であれば頭の部分だけが水に浸かっても頭を上げることができますが、小さな子どもほどそれが難しいのです。

そしてもうひとつ。

子どもは溺れても、助けを求めることができないと思ってください。

まず第一に、おぼれる状況というのは口が水に浸かっています。

これは大人でも同じことですが、声によって助けを呼ぶことができない状態です。

その中で暴れたりもがいたりといった動きをするのですが、小さな子どもの力ではできることは限られています。

近くに居るから、音が聞こえるからといって油断していると気づけないことが非常に多いのです。

また小さな子どもは自分が「おぼれた」という状況を理解できなかったり、また理解したとしても助けを求めることよりもなんとか呼吸をしようと必死になり、そのまま力尽きてしまうというケースがあります。

「おぼれたら助けを求めてくるだろう」という大人にとっては当たり前の認識が、重大な結果を招くことになるということをじゅうぶんに理解しておきましょう。

水の事故、こんな状況でも

「浴槽内での溺死」が大きな割合を占めますが、小さな子どもはわたしたち大人が想像もしないような状況でも溺死に至る場合があります。

  • トイレ
  • 洗面台
  • シンク
  • 洗濯機

など家庭内の水場では全て事故が発生する可能性がありますし

  • アクアリウムなどの水槽
  • 水をはったバケツ

など水の事故を意識しないような状況でも可能性があるのです。

確実で一番効果的な予防法

これはもう子どもから目を離さないということに尽きます。

さきほども述べた通り、子どもは静かに溺れていきます。

ほんの少しの油断が発見の遅れにつながり致命的になります。

「おぼれる」ということは呼吸ができなくなるということで、低酸素状態へと直結します。

たったの5分、10分の違いが生死を分けたり後遺症が残るかどうかを決定します。

プールや海などはもちろん一層の警戒が必要ですが、家庭内だとつい少しだけならという気持ちになってしまいがちです。

たったの数分、その判断で愛する我が子を失う悲しい事故が少しでも減ってほしいと心から願います。

そしてその鍵を握るのは、あなたです。