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熱中症から子どもを守る!家の中にいても熱中症は起こるんです!

image 熱中症への理解と対策が昔よりも進んでおり、皆さんも普段から水分補給など気をつけておられるかと思います。

ですが温暖化などの影響もあるためか、熱中症による死亡者数はいまだ減ってはいません。

多い年では年間に1000人以上もの方が熱中症で亡くなっているのです。

あなたの熱中症対策、一度見直してみませんか?

そもそも熱中症とは

暑いときになる、水分補給が不足するとなる!

よく言われることですね。

間違ってはいないのですが、どんな原因でどんな異変が体に起こるのかしっかりと理解することで、対策や処置の質も上がります。

熱中症によって体に異変が起こるというのは、急激な体温の上昇により起こるものです

決めては体温の上昇なんですね。

そしてその原因となるのが、先程あげたような

  • 気温が高い
  • 水分補給が不足している

といったような状態です。

気温が高ければおのずと体温が上昇してしまうのはわかりやすいですね。

ではなぜ水分補給が関係あるのか。

冷たい水を飲めば体が冷えるから!というのもあるのですが、重要なのは水分が不足すると発汗ができなくなるということ

人間の体温調節は様々ですが、体温を下げるための機能として一番大きなものが発汗です。

「気化熱」といって水が蒸発する際に熱を奪う作用が働いています。

暑い時に汗が出るというのは、人の体が無意識に体温を下げようとする働きなのです。

そのため、水分補給が重要と言われるのですね。

また近年盛んに言われるようになりましたが、塩分の補給も熱中症対策としては非常に重要です

発汗により体から失われていくのは、水分だけではありません。

激しい発汗によって失われた水分を補給しようと水やお茶のような塩分を含まない飲料を摂取していると、どうなるでしょう?

ただでさえ発汗により塩分濃度が下がった体内に水分が吸収されて、更に塩分濃度が下がることを防ぐため、体は水分を吸収しないようになってしまいます。

これにより、多量に水分を摂取していたのに熱中症になってしまうということが起こるのです。

子どもは大人よりも熱中症になりやすい?

「子どもは大人よりも熱中症になりやすく、悪化するのも早い」というのが一般的です。

理由はいくつかあります。

体が小さい

大人と子どもで、同じ気温や湿度の環境下にいたとします。

その場合子どもの方が体が小さい分、体温の上昇が早くなってしまいます。

少し例えが悪いですが「小さなじゃがいもと大きなじゃがいも、お鍋で茹でたときどちらが火の通りが早いか」と考えれば納得ですよね?

体温調節機能の発達が未熟

大人にくらべて発汗やその他の体温調節機能が未発達であることも理由としてあげられます。

個人差はありますが、体はまだまだ小さくてプクプクポチャポチャ。

臓器の発達も未熟で、食べるものも食べる量も大人とは全然違います。

大人と同じように体温調節ができないのも当然ですよね。

自分で水分補給や衣服での体温調節ができない

赤ちゃんであれば文字通り、自分の力でそれらができません。

自分で着替えなどが出来る年齢になっても、遊びに夢中になってしまって汗だくのまま走り回っているなんてことはよくありますよね。

お父さんお母さんがじゅうぶんに気をつけてあげることが大切です。

熱中症対策、気をつけるポイントは

このように子どもは熱中症になる可能性が高く、また悪化も早いのです。

どんな点に注意すればよいのでしょうか。

屋外での注意点

  • いつでも水分補給ができるよう飲み物を携帯し、特に暑い日や長時間の外出時には経口補水液などを備えておく
  • 気温や暑さ指数などをチェックして、外出するかどうか、外出する時間帯をどうするか検討する
  • なるべく日陰を選んで移動し、直射日光を避ける
  • 長時間の外出になる場合は屋内など涼しい場所に入って休憩を挟む

屋内での注意点

  • 暑い日にはエアコンの使用をためらわず、快適な温度に調整する
  • 衣類や寝具は薄手で通気性のよいものを使用する
  • カーテンなどをうまく利用し、窓際などから差し込む直射日光に注意する
  • 屋内であっても体力の消耗に注意し、休憩させたり昼寝の時間を確保する

屋内であっても熱中症は起こります。

むしろ空気がこもっていたりすると屋外よりも湿度が高く気温の割に体温調節が効かない場合も。

また環境に気を配るのはもちろん、子どもの様子も普段より頻繁にチェックしてあげてください。

初期症状の段階で対処ができるのと、症状が進行してぐったりしてしまってからでは文字通り致命的な差になります。

それでも起こってしまう熱中症、正しい応急処置を理解して適切な対処を

その日の体調などにより想像しているよりも早く症状が出てしまう場合などもあります。

いざという時のためにポイントを押さえておきましょう。

救急車を呼ぶことをためらわない

体温の上昇というのは人の体に大きな負担となります。

手遅れにならないよう、異変を感じたら医療機関の受診を第一に考えてください。

大人と違い本人からの症状の申告が期待できないうえに、いくら普段から子どもの様子をみているとはいっても何かあった時に正確な判断はわたしたちにはできません。

冒頭でも言いましたが、年間1000人もの方が亡くなっているのです

すぐに涼しい場所へ

予防としても効果がありますが、症状が出た際にまず大事なことは原因を取り除くこと

暑さが原因なのですから、とにかく涼しい場所へ。

もちろんエアコンのある屋内が理想ですが、屋外でどうしてもの際には風通しのよい日陰に。

衣類を脱がす

症状の程度にもよりますが、肌着のみにしたりボタンなどを外し服をゆるめて風通しをよくします。

熱が体から逃げやすいようにしてあげましょう。

保冷剤や氷枕などで血管を冷やす

首筋、太もものつけ根、脇など太い血管がある場所に保冷剤などを当てます。

血流によって体を内側から冷やすことができ、高い効果が期待できます。

同じ場所にずっと当て続けていると凍傷の危険性もあるので注意が必要ですが、熱中症の症状が重い時にはまず体を冷やさなければ命に関わります。

外出時で保冷剤などが用意できない際は、冷えた缶ジュースなどを自動販売機で購入して利用します。

体を濡らして冷やす

熱中症の症状が進行すると、汗をかくことができなくなる場合があります。

そうなると「気化熱による体温の低下」という発汗の機能が失われてしまうのです。

そのため水をかけたり濡らしたタオルで拭くなどして体を濡らし、風に当てることで体を冷やすことができます。

水分、塩分の補給

基本ではありますが有効です。

注意する点としては、なにを飲ませるか。

ミルクや母乳には赤ちゃんにとって必要な栄養がたくさん含まれているのですが、タンパク質も多く含んでいます。

これにより吸収が遅いため、熱中症に対しての処置としては不向きです。

理想は経口補水液ですが、ない場合には大人が飲むようなイオン系の飲料やスポーツドリンクを利用しましょう。